Googleアナリティクスのデータが消える?データ保持の設定について

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2018年4月にGoogleアナリティクスの管理画面にデータ保持に関する設定が追加されました。一定期間が過ぎた詳細データを自動的に削除する機能が実装され、その期間を設定するためのものですが、一部では「設定変更しないとアクセス解析データが消えてしまう」といった誤解が生じているようです。

「データ保持」設定とは何なのか、解説いたします。

何が削除されるのか

データ保持はデフォルトで26ヶ月に設定されてます。この期間を過ぎると何が削除されてしまうのでしょうか?Googleアナリティクスのヘルプには以下のように書かれています。

保持期間は、Cookie、ユーザーの識別子(例: ユーザー ID)、広告 ID(DoubleClick Cookie、Android の広告 ID、Apple 広告主向け識別子など)に関連付けられたユーザー単位やイベント単位のデータに適用されます。

データ保持の項目で設定した期間が過ぎると、上記のデータが削除されます。これらは、一般的なアクセス解析で使用している範囲ではまず影響のないデータです。

また、以下のようにも記載されています。

標準の Google アナリティクス集計レポートには影響はありません。この設定で管理されるユーザーおよびイベントデータは、例えばレポートにカスタム セグメントを適用する、通常とは異なるカスタム レポートを作成するなどの高度な機能を使用する場合にのみ必要です。

通常の集計データについては影響なく、データ保持期間を過ぎても引き続き参照することが可能です。

削除されるとどんな影響があるのか

今回の変更によって影響を受けるのは、

2年以上前に遡って分析を行うことがある
ユーザー単位やイベント単位でカスタムセグメントを使っている

という条件を満たすユーザーです。

また、同じ設定画面に「新しいアクティビティをリセット」という項目があり、こちらはデフォルトでオンになっています。これがオンになっていると、データ保持の期間内にトラッキングされたユーザーのデータは削除されません。つまり、デフォルトの状態では最後のアクセスから26ヶ月を過ぎたユーザーのデータが削除される、逆に言うと最近アクセスしていないユーザーに関するデータが使用できなくなる、ということです。

使用できなくなるのは前述の通り、ユーザー単位やイベント単位のデータですから、集計データについては今までと変わりなく利用できます。

どうすればいいのか

26ヶ月を超えた過去のユーザーデータやイベントデータを元に分析を行う必要がある場合は、Googleアナリティクスの「管理」を開き、「プロパティ」の「トラッキング情報」>「データ保持」で「ユーザーデータとイベントデータの保持」を変更する必要があります。「自動的に期限切れにならない」を設定すると、自動的に削除されることはなくなります。

通常は2年以上前のユーザーデータやイベントデータを元に分析するということはほとんどないと思われるので、多くのユーザーはデフォルトのままでも特に問題はないと思われます。